親から子へ
皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
平成十八年度のPTA活動もおかげさまで順調に進んでまいりました。
朝早くからの自転車マナー交通安全指導では、保護者 先生方
地域の皆様で子供たちに指導しながら【おはよう】と声をかけコミュニケーションを
はかりました。
体育際でもジュースやトレーナーの販売で参加し、
子供たちとふれあうことが出来ました。
各委員の皆様には何度も学校に足を運んでもらい、
力をあわせて作っていただいた会報誌や、出席人数不足で苦労された
料理教室の開催、健光園の老人ホームへ訪問しPTAコーラス
【赤とんぼ】などの合唱、又工夫を凝らせ今年は劇団四季のミュージカル観賞、
など ほんとうにいろいろとご活躍いただきました。
その他、全国高等学校PTA秋田大会 近畿滋賀大会、
伏見桃山で行われた京都府のPTA指導者研修会にも多くの皆様にご出席
いただいました.
講演では岩上勉氏による【京都のしきたりと作法】についてお話していただきました。
内容はとても楽しく、わかりやすく【しきたり】とは【ルール】なんです
というお話で、教育の場で生かされるものでした。
ご協力頂いた会員の皆様、諸先生方、ほんとうにありがとうございました。
改めてお礼を申し上げます。
本年度はいじめを原因に子供が自殺する【いじめ自殺】
が大きな社会問題になりました。
ひとつしかない生命を・・・痛ましい限りです。
これは早急になんとかしなければなりません。
親 教師 学校 教育委員会 地域や社会全体 子供たち・・
何が悪くてそうなったのか、ほんとうに難しい問題です。
ただ【いじめ】は昔からあったと思います。
が私たちが子供の時とは大きく変わってきています。
完全学校週5日制が数年前よりはじまり,
学校側は削減された時間数を確保するのに苦労され、
必修科目履修漏れの問題もありました。
子供たちは【ゆとり】があるはずなのに時間に追われているように思えます。
必要な教育改革といわれておりますが、改革する必要があったんでしょうか
私は昔から慣れ親んだ習慣やしきたりをけっこう大事にしています。
成人式は一月十五日であってほしいし体育の日は十月十日であってほしいのです。
八月いっぱいは夏休みで休ませてやりたいし、
文化祭は気候のいい十一月にやらせてやりたい。
変えることが必ずしもいい結果になるとはどうしても思えません。
よく最近の子供は変わったと聞きますが、変えてしまったのは私たち親や学校では
ないでしょうか 【愛情をもって厳しく育てる】
そうして私たちは育ててもらったような気がします。
今、私たち親は【しきたり】=【ルール】を やっていいことと悪い事を、
明確に子供たちに教えることが大切だと思います。
まず家庭から人の痛みを思いやれる心の強い子供に育てて行きたいものです。
北嵯峨高校の生徒の皆さん。私は自分が高校の時PTAが高校にあった事すら
知りません。しかしながら私たちの親は陰ながら支えてくれていたんだと思います。
今、親となった私たちもあなた方を支えたい、悩んだり壁に突き当たったりした時は
頼ってほしい、いっしょに歩んでいきたいです。
最後になりますが、PTA活動を通して多くの人と知り合いになれ、
色々な知識も得ました。向上心をもちこれからも子供に負けないよう
頑張って行こうと思います。
皆様に感謝申し上げます。