【思いは一つ子供達のため】

太秦中学校は映画の地太秦の撮影所跡地に建てられました。

平成18年に創立30周年を迎えます。

校区には日本で第一号の国宝「弥勒菩薩」がある広隆寺や「蛇塚」「天塚」

といった古墳もあり、歴史とロマンを感じさせる地で、

まだ田畑も残っており田園風景も見られます。


地域の人々は本校創建時に大変尽力され「私達の学校」といった意識も強く、

学校への協力も絶大で、今よく言われる「学校・家庭・地域の連携」という面では、

心強いばかりです。

又、映画「羅生門」が1951年度のベネチア映画祭グランプリ,

1952年度アカデミー賞を受賞した記念に大映が金獅子像とオスカー像を

モチーフにした記念碑(撮影所閉鎖後散逸していた)を

平成14年地元の皆様と京都市のご協力を得て、

正門横のグリーンベルト内に復元し、グランプリ広場として開放しております。

本校PTAは「明るく・楽しく」をモットーに組織の簡素化をはかり、

1年の学年委員会には教養委員を、2年には広報、

3年には保健体育を兼任してもらう形をとり動きやすさも追求しています。

毎月本部会と運営委員会を開催し会議では校長先生、

教頭先生も積極的に参加してくださり、活発な意見交換が行われます。

主な行事としては、校外補導委員による夏の夜店(大映通り商店街に月3回行われる)

にあわせたパトロール、年2回の広報誌の発行、ソフトバレー、

陶芸教室(今年は絵手紙教室)フラワーアレンジメント、PTAコーラス、

制服リサイクル販売、新入生の保護者にむけた給食試食会、チャレンジ体験の受入先の開拓

、映画の夕べ(太秦の真夏のイベントで校舎をスクリーン代わりに映画が上映される)の

お手伝いなど微力ながら自分たちも楽しんで活動しております。

これといった特別な活動はしておりませんが、みんなの思いは一つ「子供達のため」です。

混沌とするこの時代に、教育改革のまっただ中で今、何をしてやれるか、

何をしなければならないか考えながら、

学校と保護者と地域を強く結ぶ役割ができればと願っております。

                       会長 山口博史